Offer Me That Deathless Death

血湧き肉躍る世界

KinKi Kidsで噛みしめる眩暈がするフレーズ十撰

どうもはじめまして。

これをやりたいがために、過去に殺したはてぶIDをたたき起こしてきました。

ついでにひしめき合っていたまとまりのない悲惨な記事たちのお掃除もしたのでまじでクリーン。

数は十、フレーズは語感に準拠すること、らしいですが数は守れても完全にマイ語感なのでそこは突っ込まないでください。

そしてワンフレーズごとの熱量にはムラしかないです。

 

 

☣ふたつに割れた愛の欠片/薔薇と太陽

 

吉井和哉さんのワードセンスは光るものしかないんだけど、薔薇と太陽でもそれが遺憾なく発揮されているおかげで選ぶのに苦労した~~!「硝子のツノが刺さった」と「僕ら誰の生まれ変わり」と「ふたつに割れた愛の欠片」で迷いに迷って、危うく「Va・Cu・Van」にするところを心のプラトンが止めてくれたよね。愛は自らの存在を永遠なものにしたいという欲求であって、自らに似たものに自らを刻印し再生産することにより相反する事象が統合されて、真の善きもの=知(ソピアー)へと向かっていく。のだけど、「ふたつに割れた愛の欠片」というフレーズは、それが途中でかち割られ、再びシンメトリーに戻されるという美しい悲劇であり、相反する魂がお互いをより求め合ってしまうストーリーを繰り返させてしまうから、最後に「僕ら誰の生まれ変わり????」という翻弄に繋がってくるのかもしれない……うわ、なにこれしんど…ということで最終的におさまりました。

 

☣四季たちが揺れて死んだ/銀色暗号

森羅万象のひとつである季節の息の根すら止める静かなる愛の衝撃?衝動?こんな表現があったんか〜〜〜!罪!!と堂本剛にひれ伏したもの。まあ、愛が時代に塞がれて声を失くす世界で命つないできた彼らですから、季節が死ぬくらいの衝撃でもなきゃ情熱もそう簡単には着火しないですよね。

 

☣天使をやめないで/やめないで、PURE

 

ド定番! なのにわざわざ声に出して読んでしまう「天使をやめないで」。やめピュアはとんだぶっ飛び解釈をしていることからなるべく口を噤んでいたい曲です。どうか私のことは探さないでくださいレベル。規制音が入らない範囲でいうと、天使をやめられないことを充分理解していても、やめたい、やめたいのにやめられない…という葛藤を抱えたふたりが「天使をやめないで」と歌うことで、無意識下でお互いがお互いにすがり合って立ち続けている印象を受けるんだナ~~~~みたいな感じ。(にごす)

 

☣僕の半分が消えるだけ/aeon

 

この前に続く「ただ君を愛していたことが」があってもなくても君と僕とのストーリーは止まらないよね…もう少し続けようぜ(いきなり吉田拓郎) って気持ちになってもさよならを選べずに時を止めてしまった結果、次の朝が訪れていないって流れからふたりは心中しry…………まあ半分が消えてもどうせ来世もベターハーフだからその痛みは一瞬のものでしかないと思うよ(雑)

 

☣君以外は必要じゃない/Plugin Love

 

いや~~~~キテしもた~~~~~!!!!!!と興奮したアリーナを思い出します。(ついでに一緒に入った友人が振り回したペンラで唇を切ったことも今思い出して笑ってる。)みんなが決めた運命に逆らい、自分たちの意志で開拓した道程を振り返りざまに「愛ってそうだろ?」なんてどや顔されたら胸に抱いたペンライトを捨てて墓を掘りはじめてしまう曲。私(おたくら、結局運命に弄ばれてるやん…)と静かに地面に埋まっていくスタイル。ここまで喋るとなんで「運命に逆らおう僕と」じゃないのか?それは「君以外は必要じゃない」には運命に挑む前に、君といることが前提になっているのでもう時すでに遅しだから。ベターハーフの宿命です。だって片割れを失うと死ぬまでこの汚れた地上を彷徨うことになるんだから。生き残るための叫びだよね、このフレーズ。もう自分がなにいってるのかよくわかってないのでもうこっち見ないで(は)

 

☣未来を預ける価値のあるひと/薄荷キャンディー

 

「可愛いくせして芯がある 未来を預ける価値のあるひとさ」にグッとくるものが…光一さん男前なのにかわいいからわけわからないけど、とりあえずストイックだし階段から落ちても死なない屈強な身体だから一家にひとり光一さんいたら戦争は起きないと思う。というのはおいといて、とりあえず現世では一分一秒でも長くふたりには一緒に時を刻んでほしいという願いを込めて選びました。

 

☣たったふたつの孤独/キラメキニシス

 

これはただ感想を述べてしまうと、堂島孝平くんはオタクの頂点であり天才。全体的に疾走感のある堂島的アッパーチューンで曲全体に彼お得意のラメがかっていてキラキラしている中に、孤独。しかも世界にたったふたつしかない孤独。お互いにきらめかし合う孤独。20年間、傍に寄り添ってきたオタクの視線はやっぱり邪険にできない。なのでこのフレーズ。

 

☣おんなじ痛みがにじんでる/きみとぼくのなかで

 

これはもう、言わずもがな。別々に負った傷跡でも丁寧に重ね合わせて年を重ねてきたんだろうな~という。相手の痛みを己の痛みとして知覚してしまう敏感なふたりだと想像すると胸が苦しくなるな~~~ハイ深呼吸、深呼吸となるけどあえて選んだやつ。

 

☣意識の奥まで抱きしめて/SPEAK LOW

 

堂島孝平くんは天才(2回目)。KinKiをひとつの人格としてとらえている堂島プロ。関ジャムで、ふたりは無意識に相手を意識して、お互い意識されていることを理解しながら共同作業を積み重ねていくことが暗黙の了解である説に、3cmしかない脳みそが悲鳴をあげたのでこれで。

 

☣僕のオレンジじゃない/The Red Light

 

初めて聴いた時から引っかかってたフレーズで、ひっかかるよね~~とお友達と話してはいたんだけど理由がわからずにいた個所。わかりました、スペイン版ベターハーフのお話でしたね。久保田利伸さん、さすが。これを光一さんに歌わせた歌割に万歳。一生をかけて、もとはひとつであった、自分が持っているオレンジの半分と対になるもう半分を探し求めてもらえれば充分です。すぐ横にあるとは思うけど。

 

 

 

考え出すと楽しかった~~!!眩暈がするフレーズ。

これSexy Zone関ジャニ∞、JUMPちゃんでもやってみたらおもしろいかもしれない。

なんかftr至上主義&過激運命論者みたいに見受けられるかもしれないけど、決してそうではなく、わたしはいたってフツーの真っ赤な女です。

ただ歌詞の深読みは好きなので解釈違いありましたら見なかったことにしてもらい、無駄な殺生はよしてくださいね。

 

 

今日も光一さんが生きてる現実世界ありがと~~~~~~~~乾杯